
日本陸軍の洒落者、液例唯一の戦闘機、飛燕です。エンジンはメッサーE型やイタリアのマッキMC202と同様、ダイムラーベンツDB601の国産化ハ40。ダイムラーの直接塩嶺噴射式倒立シリンダは日本には荷が勝ちすぎで、残念ながらお洒落な飛燕も大活躍とは行きませんでした。マッキ202はアフリカの砂漠でもちゃんと動いたので、フィアットのような自動車産業すらなかった我が国では致し方無かったでしょう。大戦中の航空機技術は米英独はもちろん、イタリアやロシアよりやや劣るレベルというのが正直なところでしょうか。小林さんの作品は飛行19戦隊所属機と思われ、フィリピンで苦闘した機体でしょう。しかし昭和18年ならまだしも、昭和20年・1945年にもなって帝都防空の244戦隊が千馬力、メッサーEと同程度の機体でB-29迎撃に向かったのは、日本人としてやるせなくなってしまうと思いませんか。ドイツ機よりイタリア機より多分難しい日本陸軍特有の「スプレーガン+刷毛、たまにモップ?」併用のハイブリッド迷彩がいい感じですね。これまた写真が下手ですみません。2006.03.21
増加燃料タンクのだいだい色ですが、さすがにカラーチップこそ残っていませんが実在は間違いないと思われます。ドイツ機研究家の国江隆夫氏のお父君が陸軍航空隊で整備の将校だったそうで、黄色いタンクの件を明言されていたそうです。なぜ黄色かといえば、空中で切り離したあと、地上で発見しやすいように、とのこと。ご父君はこれに関し「目立つ色にするのは当たり前。ほかの色など考えられない。」と仰っていたそうです。ただしこれは内地の話と思われるので、外地ではグレーや銀など逆に目立たぬよう上塗りした可能性も有るかも知れません。