クルト・タンクの仕事は惚れ惚れするほど渋いのが通例だが、このTa183に関してはかなりぶっとんでいる。事実上、弟子のハンス・ムルトホップの仕事でもあるから、おそらくはそのためだろう。後にタンクは、アルゼンチンでTa183をベースにした(としか考えられないスタイルの)ジェット、ブルキィIIの開発に失敗しているが、そこにはハンスの姿はなかった。彼はタンクとは行動を共にせず、イギリスからアメリカに渡り59歳で亡くなっている。
Ta183の発展型を成功させたのはソビエトと見ていいと思う。先行していたYakの作品〜Yak-15とか-17を、Migは一発でぶっ飛ばしたわけだ。並べてみればわかっちゃうよなぁ、一目瞭然、というのはこれのことかとぼやきたくなるほど、差があったわけだ。
さてもうひとつの後継機が北欧にあるような気がする。サーブのビヤ樽、J29だ。こいつの出自はよくわからんが、メッサーのP1011とTa183のまん中あたりのスタイルをしているのが興味深い(誰かサーブのこと教えてくれないかな)。
で、ベルがいただいたP1011がF86セイバーに。ミグがパクったTa183がMig15に。げに恐ろしきは兄弟ゲンカ、そういえば世界で一番?有名な兄弟ゲンカは聖書におけるカインとアベルの一件だが、どーも兄弟ゲンカは根が深くてなぁ。カインもアペルも親父はアダムなんだがなぁ。
アメリカのAMT系の新メーカー、AM-Techが忽然と開発したキットで、金型はプラウドリーに韓国(パッケージバッグにそう書いてあるのだ)。それはいいのだが、ニッポンではなぜか天下のタミヤがweb上だけで発売した。(並行品もあるのだが、見かけてないなぁ)
箱なし、簡易版のインストラクションペーパー、デカールはなぜかタミヤ1/48のFw190A-3のものが付いているのであった。
キットとしては平々凡々、オマケで有線誘導ミサイルが4発付いてるのはゴージャスだ。コクピットは必要十分なレベルでして、計器盤のウラにもディティールがあるのはキュート。ジャイロ式ガンサイトFZ42は初のインジェクション化でワンダホー!
パーツの精度は高く、キャノピーの透明度も秀逸。主翼を張り合わせると歪みが出やすいのは金型の甘さかはたまた素材の柔らかさのためか。
ムーンベースのコイズミ店長が湯煎で主翼をパチッと直してくれたのはありがたくもお見事でした。
手許にあったモノグラム出版の『ジェットプレーンオブザサードライヒ』(絶版)とミリエア00年1月号ぐらい。
あとはもちろんがらんどうさんの一連の製作記事。だけ。
機首の段差をリキッドペーパー(修正液、ホワイト)でやってみたのが特筆事項、あとはすらすら。
ブレーキラインも付けてない『ていたらくてぃぶ』モデリングでした。お粗末。
あ、X4はメッサー社が独占して供給なんかしてくんないような気がしたので、逆にR4Mのランチャーをぶらさげてみました。これはイーグルパーツのドーラ用を2分割してます。
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編隊灯はプラのパーツに置き換えてそれらしく。尾灯はラダーのてっぺんに付けた。だって見やすいもん。
トーイングバーはタミヤの262用がそのまんまピッタリ。規格化してんのか?
それとやっぱりわからんかったのが、射出座席のベルトの取り回し。ナゾだ。
モラーネアンテナや空中線はいまひとつそれらしい配置を思いつかなかったので未遂。
ピトー管も同じ理由で、そのうち思いついたら。
(アイディアのひとつは案の定石井さんのアレと被ってたのだ!あぶねぇ〜)
フィギュアは、アタマ/ドラゴン、胴体/CMK、手首と帽子/プライザー、ひざ下/ハセガワ
といったフランケンくんです。
アタマに帯を巻いてみました。どアタマとお尻は無塗装銀のむらむらにして初期ジェット風に。
金属外板部分はベースを銀で塗り、シーリングを筆でぺたぺたしてからブラシで迷彩色。
マーキングは数字の7と尾翼鈎十字のみデカール、後はエデュアルドのマスキングシート、など。
81/83の色はTa152のW Nr,150000番台を意識して、垂直尾翼モットリングもそう。
右翼と左翼の男らしい塗り分けはHe162の一部の機体を参考にした。
各収納ドアは木製と設定し、裏側はハンブロールと色鉛筆で木調に仕上げた。
表側はやはりHe162のそれのようなRLM65のような色調にしておいたが...さっぱりわからんって。※クリックで拡大
こういうのもありだな。
2002年の静岡のホビーショー合同展示会でもけっこう作品が出ていたし。※クリックで拡大
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